まずはtaker。つまり、クレクレであり、自分は何も与えないけど、自分は欲しいというタイプ。子供のうちは許されても、社会に出ると一番嫌われるタイプである
次はgive&taker。これはこっちもgiveするからどこかでお前もgiveしろというある意味恫喝に近い考えなのだが、肌感では個人事業主を中心に、日本のビジネスパーソンはここが一番多い気がする。
しかもいつもの考察と同じように、大半の日本人はそれに無自覚なことが多い。例えば、1giveして10takeしようとしているのに気がつかない人、giveする代わりに必ずリターンを求める人、も大体は無自覚だと思っている。
諺で言えば「持ちつ持たれつ」になるのだろうか。日本のビジネス習慣はこれがスタンダードになってしまったのは、多分これが正しいと教えるところがあって、その人たちがそこそこ経済的に成功しているからだろう。
この上に行くと、ほとんど有言実行できてないのがjust giveの人たちだ。giver‘s communityと言ってるところは数あれど、これが徹底してできてる人、組織はほとんど見かけない。やっぱりこんなに与えてるのにって気持ちに人はなってしまいますよね。
だからこそ、できている人はそれなりの人物のことが多い気がします。
と基本的にはtaker→give&taker→giverの順で上位種になって行くと思っているのだが、最近giverという言葉にも概念にも違和感を覚え、改めてその上があることを発見した。
それはlove and mission(日本語で言えば愛と使命)ますます特撮ヒーローものに出て来そうなネーミングになって来たな。
lovers and 使命。。(注;loversは英語で恋人たち)
言葉の部分はさておき、概念としては、まずgiveの前にloveがあることだ。基本的に愛があるから与えるのであって、ただ与えるだけだときっと疲れてしまうだろう。また、誰にも彼にも与えることが良いとも限らない。例えば大量殺人犯にピストルをgiveしちゃダメだろう。
また、より具体的に考えると、いつ、誰に、どのような文脈で何を与える、というところに行き着くことになる。それに道筋を与えるのが「使命」の概念である。
使命とは「一人一人に与えられたその人にしかできない、かつ世の中を永続的かつ本質的に良い方向にすることに取り組むこと」と大雑把に考えている。
そうすると例えば手元に500万円浮いたお金があって、どこか良いベンチャーに投資したいなとなったとしよう。その時に、まず、世の中を良い方向にしようとしないビジネスには投資しない(giveしない)というフィルタリングが生まれる。
そして、更にいつ、誰にとなってくると大体もう投資先は決まっているだろう。例えば、自分の全く知らない人よりは信頼できる人物、自分が知らないジャンルよりは、自分が意識があるジャンルとなるだろう。
基本的にこれからは「使命」が最先端になるわけだから、自分としてはこのlove and mission communityも最先端だと推奨したい(名前は要検討)
少し話はそれるが、私の中では最近本当に「愛」と「使命」の概念は奥深く、この二つが理解できたら、大体のことはわかるしできると思っている。
特に日本人はシャイなので「愛」を言葉には出しづらいけれど、心の中で慎ましく思っている人は多いと思っている。
前回の続きで言えば、だからこそ「愛」がテーマの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が日本でもヒットしたのは可能性を感じたし、そういうコンテンツの力でどちらの概念も拡げていけたらと思います。