IT人の政治リテラシー向上を目指して

元政治家秘書、現IT起業家が主にIT起業家、エンジニア、デザイナーなどIT業界人の政治リテラシー向上を目指して、日々のニュースや政治トピックについて言及。たまに起業ネタや映画、アニメネタなども。

テレビの価値観は、もはや社会の価値観ではない

かつて(主に昭和、平成)はテレビの中の価値観と社会の価値観が一致していた。

 

なぜなら、テレビはほとんどの日本人が見ていたものだったからだ。

 

そんなテレビのルールと世の中のルールが微妙にずれだしている

 

最近のニュースを見るとそのようなことを感じることが多い

 

例えば松本人志の不良品発言にあるような一連の失言問題も、数十年前だったら問題にはなってないのではなかろうか。

 

とんねるず石橋貴明がテレビから姿を消したのも、大きく笑いのトレンドが変わってきたからだと言われている。

 

イジることは昔では面白い、弄られて美味しい、が、イジるが今の時代の特に若者には、やり過ぎ、イジメに見えるのだ。

 

ダウンタウン松本人志の発言も昔だったら、「面白い」で終わる、というその世界観のまま、プロデューサーや番組関係者含め観ていてオッケーだと思っていたのではないだろうか。

 

その視点で言えば、30代から下、主にSNSを主体とする世代と、今のテレビとは価値観がズレ始めている。

 

また、それは単なる世代のズレに留まらない。#me too問題に代表されるように、パワハラやセクハラというものも、時代として全世界規模で許されなくなっている。

 

LGBTなどの新しい価値観も形成されてきており、これは時代の流れ、トレンドである。

 

率直に言えば日本のテレビ、マスコミが、時代のトレンドのコンテンツではない

 

昔のようなテレビの価値観=日本の社会の標準的な価値観では最早ないのだ

 

それはKAT-TUN田口淳之介の土下座に関する世間のリアクションからも見て取れる。

 

田口淳之介は世代的には30代のSNS世代にあたるが、テレビの世界で生きてきた人間である。

 

だから、土下座というものが今の時代ではどのように映るかというものがわからなかったのではないか(ジャニーズから離れブランディングができてないというのもあるだろうが)

 

島田紳助から始まり、最近だとカラテカ入江の問題もそれに近い

 

昔は芸能界と裏社会の繋がりは密が当たり前だったが、今はそうではない、ということが業界の中にいると鈍くなってくるのだろう

 

また、テレビタレントたちも、もっと自由に番組つくりができるネットへとシフトしている。だが、若い層にも一定数そうした過激なコンテンツを支持する人がいても、それがトレンドに変わるものにはならないだろう。

 

自分たちが面白いと思っているもの、オッケーだと思っているものは、一部ファンがいるだけで、時代には合ってない

 

それは、ネットでテレビを作り、twitterで情報配信しても同じである。

そこだけ時代に適合しても、どこかでボロが出る。

なぜなら頭の中身までは変わってないからである。

 

少しずつテレビタレントが裸の王様と化しつつある。

 

そして裸の王様と化したテレビタレントは、SNSにとっては絶好の餌食である

 

そしてそれは政治家にも同じことが言える

 

例え政治家が若手であっても、永田町、霞が関の文化は古いままである

芸能界と同じように、そこに若くても順応していると、政界の常識が社会の非常識であることに気づきにくくなる

(ちなみに今話題の丸山穂高は、本人の政治家としての資質の問題であり、世代とか政界の文化とは無縁である)

 

これが民間企業のレベルになってくると、更に話はセンシティブになる

 

若手は若手で年長者が何を考えているかわからないから怖いが

 

実は企業のトップたちも今の若者は怖いのだ

 

なぜなら、SNSという未知のツールを駆使し何をするかわからないし、そもそも採用しないといけないし、育てないといけないが、自分たちの世代とNGライが違い過ぎて、どこまでがセクハラ、パワハラなのかがわからないからだ

(例えば昔は先輩の酒が飲めないのか、がいまは完全にパワハラどころか飲酒強制は場合によっては犯罪)

 

時代の流れが変わってきている、少し前の当たり前は今の非常識にもなり得るのだ。