毎エピソードが詩になるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のエピソードのいくつかを詩にしてみました。改めて、1エピソード1エピソードが詩になるアニメて凄いなと。
「初恋のままで」
あなたは嘘だと思うでしょう
ただ一目あなたに会っただけで
私はあなたに夢中だったと言ったら
あなたはきっと信じてくれないでしょう
他の男を知らない小娘の戯言だろうと
でも私はあなたを既に愛してしまっているのです
少女にとって恋は一瞬
そしてそれが愛になるのも
愛しています あなたのことを
初恋のままずっと
あなたはそんな私をおかしく思うでしょうか?
でもそれでいいのです
例えあなたに笑われたとしても
あなたに思われない自分よりは
あなたの言葉は 愛そのもの
あなたの振る舞いは あなたそのもの
だから私はあなたを知っています
出会いは例え一瞬でも
遥か遠い昔であったとしても
私の心は変わらないまま
初恋のままずっと
(エピソード5。王女→王子への想い)
「愛を世界に」
私はあなたの呼ぶ声が好き
あなたの瞳を見ているだけで
その優しさを感じることができる
あなたが私に見せてくれたこの世界を通して
私はあなたを感じ 見つめている
あなたは私にとって
愛そのもの 世界そのもの
私にとってあなたの求めに応じる以上に
幸せなことがあるのでしょうか
あなたを感じること以上に
あなたは空 あなたは願い
光でもあり 愛でもある
あなたを通して世界を見つめていたい
あなたと一緒に世界を見渡したい
あなたは私にとって
輝ける翼 生命そのもの
(エピソード6。ヴァイオレットの「あの人は世界そのもの」より、その後のヴァイオレットの心情の変化も含め)
「愛は見えないけれど」