IT人の政治リテラシー向上を目指して

元政治家秘書、現IT起業家が主にIT起業家、エンジニア、デザイナーなどIT業界人の政治リテラシー向上を目指して、日々のニュースや政治トピックについて言及。たまに起業ネタや映画ネタなども。5分で読める1,000文字、10分2,000字を目標。

富豪のお金の使い道〜もしもあなたが100億円を手にしたら

“It is much harder for a rich person to enter the Kingdom of God than for a camel to go through the eye of a needle.”

-New testament, Mark10

 

 

大まかな計算で、生涯賃金とお金の使い道をシュミレーションしてみた。日本の給料ランキングトップ100の企業の賃金で、大体3〜4億。ちなみにその場合、年収が大体平均1,000万円前後〜である。

 

例)

(収入)

生涯賃金3億5,000万(年金等込み)

(支出)

年金・保険3,000万 (1人)

子供教育費私立3,000万(小〜大学まで)

結婚関連費300万(平均相場)

葬式関連200万(平均相場)

住宅5,000万

車500万

医療費300万

衣服(貴金属含む)300万

老人ホーム3000万

計約1億5,000万   その他生涯食費生活費2億(電機高熱通信費、食費、旅行費など)

※各項目は個人の嗜好で任意に代替変化。

 

東京でもそれなりに豊かな生活はおくれるが、そんなに無駄使いをしている余裕はなさそうだ。

 

ではもしこれが仮に10億であったらどうなるだろうか?

 

・・・

教育費私立・海外大学院まで3,000万×2人=6,000万円+2,000万(海外生活費仕送りなど)計8000万

冠婚葬祭2500万

住1億。

車1,000万。

医500万。

衣1,000万。

老後資金5,000万。

親家5,000万。

別荘5,000万。

投資1,000万 

計約4億3,000万  生3億5,000万(主に食費・旅行費が伸びる) 余2億

使い道追加;絵、金、貴金属、海外旅行、自由な年

 

基本的に東京の場合、夫婦で6〜7億でかなり安定的に豊になる。親に家をプレゼントし、別荘も買い、投資もできる。子供は2人海外の私立の大学院に入れてもまだ余裕がある。車や結婚にかけるお金は個人の嗜好によるので、その辺の内訳は個々によって変わるだろうが、おおむねこんなものだろう。

 

注目すべきところは、資産が10億円に近づくと、お金が大分“余り出す”ということだ。家もあり、これ以上何を買うんだ?となると、投資以外には絵、金、貴金属、頻繁に海外に行く、あるいは早めのリタイヤなどが可能になる。

 

更にこれが50億、100億になるとどうか?基本的には余分なお金ができると、買えるモノが僅かに増える。

 

50億の場合

・・・

教2億。

冠婚葬祭1億

住10億

車1億

医5,000万

衣5,000万

老後資金3億

親家2億

別荘2億

投資1億 

計約25億 生5億 20億

使い道追加;子供に家、寄付、競走馬、政治献金、学校(幼稚園〜高校位まで)設立、小規模財団・基金設立

 

100億の場合

・・・

冠婚葬祭1億5000万(青山に墓地で1億)

住20億(現在都内で一番高いマンションで数10億)

車2億

・・・

老後資金5億

・・・

別荘5億(複数所有前提)

・・・

計約44億  生5億 余50億

使い道追加;美術館など建築、プライベートジェット

 

10億から50億に上がると、全体の項目が底上げされることになる。余ったお金で競走馬なども買うこともできる。だが、50億から100億に上がると、家以外項目が上がらなくなってくる。俳優のジョージ・クルーニーは結婚式に5億かけたらしいので、そういう使い道もできなくはないが、その辺は個人の好みで項目の付け替えで収まってしまうだろう。新たに買えるものはプライベートジェット位で、美術館を個人で建てることも不可能ではない。

 

続いて1000億を見てみよう。

・・・

住100

・・・

別荘20億(複数所有前提)。

・・・

計約145億  生5億 余850億

余使い道追加;中規模事業会社買収、ハリウッドレベルのスタジオ映画作成、マスコミを使った大規模な広告宣伝、大リーグ球団買収

 

1000億レベルになると、使える金額は法人レベルになる。ポケットマネーで会社や球団を買えるようになるが、逆に言えば150億前後を目安に、既にもう個人として買えるものがない。(そもそも家に100億かける必要があるかはわからないが、ニューヨークのマンションでこれくらいするものはあるらしいし、もっとお金をかけることもできるらしい)

 

おおまかに、今のレート、東京で、不自由のない生活をするのには6〜7億。10億以上でお金が余り出す。大体150億を超えると、家以外買えるものがなくなる。

 

その一方で世界にビル・ゲイツを始め兆単位の資産を有する人物が存在する。基本的に彼らの財産は会社の株式が大半で、使い道もこの表よりも投資にまわしている金額が圧倒的に大きい。要するに実態はもっと使えるお金は少なく、使い道も少ない。

 

だが、150億を超えたらもう投資以外特に買うものがないのであれば、ピケティの言うような高額所得者への課税、150億円以上の個人資産には大幅な課税を全世界的に課すと言うのは、それほど悪いアイデアではないと思う。

 

株とお金のやり取りだけでお金が廻っても、あまり乗数効果が期待できないわけだし。

 

ただ、現実には税金という形はあまり喜ぶ人がいないだろうから、それ以上の金額はエイズの根絶や、貧困の解消といった、様々な社会が必要とする投資メニューから、各自が選択して投資できるようなシステムにしたら面白いのではないだろうか。そしてそれらへの投資を全額税額控除にする。貧困、疫病、環境保全、研究開発。人類がまだまだ資金を必要としているジャンルは沢山ある。だが、なかなかそれらにまわす資金は普通の人にはない。

 

人類の中でごく限られた大富豪たちは、その資金総力を結集して人類を次のフェイズに押し上げるために資金を使えないだろうか。

 

あなたは150億以上あったら何を買いますか?

 

ちなみに私なら自民党を倒せる新党を作ります。