IT人の政治リテラシー向上を目指して

元政治家秘書、現IT起業家が主にIT起業家、エンジニア、デザイナーなどIT業界人の政治リテラシー向上を目指して、日々のニュースや政治トピックについて言及。たまに起業ネタや映画、アニメネタなども。ちょっぴり認識力が上がるブログ。

知性というものを再度整理する

「頭が良い」「優秀」 巷で見かける、とてもフワッとしている会話の一つだ。 これを、人間の優秀さを、コンピューターで考えると、結構見通しがよくなる。 例えば、凄く計算が早い人間、頭の回転が早いような人間はパソコンでいえばCPUに置き換えて考えるこ…

大衆とエスタブリッシュメントを再考する

いまの日本で最も話題性のあるような人物、例えばホリエモンやメンタリストDAIGOといった人間は、日本のエスタブリッシュメントからしてみたら、興味のない人々である。 しかし、100年経ったのちに、20世紀、21世紀にカルチャーを形成した人物として後世の人…

芸術について考えてみる

職業アーティストではない自分がアート、芸術について考えてみた。 芸術を語る時にしばしば、「斬新さ」が問われるような気がした。 人が思いつかないもの、新しいもの、驚きや意外性を持ってアートとは評価をされるもののような気がした。 人と同じものを作…

○○を作ってみてわかった、なぜ日本はご飯が美味しいか

日本はよく「ご飯が美味しい」と言われるが、その理由はなぜかは不明であった。 「海に囲まれ山があるから」 「食文化があるから」 「日本人がグルメだから」 この辺の理由が上がるが、イタリアもフランスもそうだし、 日本だけの理由としてはイマイチ弱い。…

Netflixドラマ「ビリオンズ」に見る新しい経営のカタチ

Netflixのドラマ「ビリオンズ」はヘッジファンドと連邦検事との戦いの実話を元にしているドラマだ。 https://www.netflix.com/title/80067290 そしてモデルとなった投資家スティーブ・コーエンは未だに現役というのも興味深い。 (普通こういうドラマは、引…

遊びの本質(後編)

さて、メンズは美女がどのような生活をしているのか、よく知っておくべきだ。 あなたが全力でアレンジした一回の高級ディナーは、美女にとって一回の食事にしか過ぎないという事実を。 だが、受け身の遊びに飽きた美女は別だ。というより、遊びを極めてより…

クリエイターとして遊ぶ(中編)

クリエイターとは? クリエイターは遊びに際限がない。 これまではコンサートホールに行き、一流のアーティストの演奏を聴くことが最高の楽しみ方であったはずが、自分が一流のアーティストとして、演奏をする楽しみがある。 「聴く楽しみ」に「演奏する楽し…

美女は一体どこまで遊べるのか(前編)

若く、美人でスタイルもいい。そんな20代前半女性が東京という街で果たしてどこまで遊べるのか、楽しめるのか。 ・毎日飲み会は当たり前 誘いは毎日。気が合う友達と、知らない有名人やタレントと。ワインも年代物からシャンパンタワー、クラブや高級マンシ…

男が腕時計を身につける理由

男性が腕時計を身につける理由は大きく分けると3つであろう ①機能(時間を知る)として ②ファッションとして ③ステータスとして まず①に関してはスマホ、デジタルウォッチに敵う時計はない。 アナログの時計はたとえトゥールビヨン(1000万円くらいの機構)…

日本は世界でどう勝負しようというのか

2018年、中国の深センに行った時感じたことは 「テクノロジーではすでに勝てない」ということであった。 当時のoppoがIPhoneよりもカメラの性能が良い、という話を聞かされ(しかも値段はもちろんiPhoneより安い)衝撃を受けた。 当時、多少なりとも日本に危…

鬼滅の刃はなぜヒットしたのか

業界内でも意見がまとまらない理由を無謀にも掘り下げてみる。 また、映画館の配給元がソニーであるとか、ビジネス的な要素よりも、 今回は純粋に作品性のみにフォーカスを当て、他作品と比較も交えつつ分析してみる。 まず、鬼滅最大のヒット要因は「女性フ…

仕事と趣味の時間軸

寿司職人の世界では「飯炊き3年握り8年」という言葉があるようだ。 ホリエモンがそんな期間要らないと言って、物議を醸したことも最近のことだ。 寿司職人でない一般の社会人も、社会人何年目、あるいは社長歴何年目という話をビジネスでしたり、あるいは茶…

ジャンプヒーローに学ぶ「頑張って強くなる」の嘘

ジャンプヒーローといえば、如何にも主人公が頑張って修行して強くなっていくイメージがあるだろう。 それがイメージでしかないこと、彼らが本当は何で強くなったかを知り 頑張って成功するとか、頑張ってお金持ちになるとか、 日本人の「頑張って何とかする…

お洒落には段階があった!お洒落のレベル7段階を教えます

レベル1機能重視ファッション 服として機能していればよく、全くこだわらないタイプ。合理主義に服を選ぶ。 仕事人間や、異性、ファッションに興味ない人が多い。 (特徴) ・いつも大体同じような服装 ・サイズ感や上下組み合わせが合ってない ・汚れ感や年…

海賊王になるって言ったもの勝ち

ワンピースのルフィは「海賊王に俺はなる!」と言い Narutoのナルトは「火影になる!」と言う そしてどちらも「絶対に無理だ」と周りに言われて育つ。 しかし、ルフィの方はまだ冒険中だが、ナルトの方は既に火影になっている。 正直な話、ルフィもナルトも…

ストーリーシンキングに物申す

個人的に今年で流行りが終わるなと思っていることが二つある。 ①スタートアップ ②ストーリーシンキング この二つは去年までのトレンドでもあり、ある意味一体不可分なものだ。 スタートアップというまだ売上が立っていないような企業に投資家が投資する その…

この時代における世界を支配することとは

世界を支配、征服すると一言で言っても、時代によってそのあり方は変わっていく。 ローマの時代までは蛮族を征服し、奴隷化することが崇高な目的だと考えられてた。(アメリカが中東で戦争を起こすのはいまだにアメリカがローマ帝国の幻影を引き継いでいると…

コロナに関する陰謀論について

コロナに関する陰謀論については、結論から始めると懐疑的である。 ○製薬利権による陰謀論 製薬が世界市場全体を占める割合と、コロナで不利益を被るその他の産業の割合を鑑みると、どう考えても「コロナで不利益を被る産業」の方が多い。 そのような中、製…

MMT(modern monetary theory;現代貨幣理論)を吟味する

○はじめにMMTの特徴的な考え方(意訳・抜粋) ・円やドルのような強力な通貨を持つ政府は、借金してもデフォルトしない ・従って財政赤字を気にせず、プライマリーバランスを均衡させる必要もない ・従ってどんどんお金を刷って景気をよくすれば良い ○MMTが…

そもそもマニフェストではない(東京都知事選マニフェスト評価)

東京都知事選挙が始まり、賑わいを見せている中、恒例の全政党マニフェストレビューを実施してみました。 結論としては、どの政党、候補者にも言えることは 「これはそもそもマニフェストではない」ということです。 まずそもそも論としてマニフェストとは「…

超高齢化時代の相続税と贈与税のあり方

超高齢化時代において、果たして今まで通りの相続税と贈与税のままで良いのだろうか。 100歳まで生きて親が亡くなり、子が相続しても子供も既に70代80代となっていれば、そもそも子供の方が先に亡くなっているかもしれない。 また、70代80代で相続できたとし…

ものの値段の本質

人間は高いもの程価値がある、と勘違いしがちです。 ですが、よく考えてみると人にとって本質的に価値があるもの程高く、実態のないものが高かったりします。 まず生きていくのに絶対的に必要なものを上げます。 空気 無料 水 日本ではほぼ無料 食べ物 安い …

行政が嘘をつく時

引き続き「さくらを見る会」が話題に上り、国民の75%がこの問題に納得していないようです。 http://www.news24.jp/articles/2019/12/15/04562563.html 今回の問題の本質は行政の対応に関する、国民の不信感が根底にあります。 また、一番問題視しなければい…

大企業病がもたらす混乱

使命の切り口を持つと、様々な社会の歪み、混乱が見えてきます。 本来は企業は使命的、社会の公器としてあるのが理想とする形です。 これが今の多くの日本の大企業のように「存続することが目的」となり、使命を忘れてしまった場合、それが社会にどれほどマ…

やはり「使命」は最先端だと思う理由

大企業、スタートアップを問わず、マーケティングあるいは、ファイナンス(資金調達)の先端を言っている人たちの話を聞くと、「ストーリー」というものが非常に重視されている傾向があるように感じる マーケティングの視点で言えば、一つ、インフルエンサー…

親の脛はかじった方が得

税金の視点からだけ見ると、親の脛はかじるだけかじった方が得です。 なぜなら、扶養義務が存在し、子供の生活費は無税になるからです。 例えば生活費を年1000万円親が払ってくれれば無税ですが、1000万円を子供に与えるとなると、贈与税なら20%で200万円が…

お金の本質

お金に関する重要な本質は3つあります。 ①信用創造 ②交換(価値の主観性) ③私有財産 この3つの概念がちゃんと理解できれば、投資でもビジネスでも資産管理でも、お金に困ることはおそらくないと思います。 (図らずもマルクス資本論の解説になってしまう…

トランプのロジックを理解し、世界情勢を読み解く②

前回、トランプと北のロジックでいくと、「歴史的な同盟」シナリオがありえるかもしれないが、それに絶対的な異を唱えるのが中国とロシアです。 まず、中国としては鼻先に敵の基地ができるので、全く許容できるわけはありません(とはいえすでに韓国にあるの…

トランプのロジックを理解し、世界情勢を読み解く①

ここしばらく起きている、韓国、香港、あるいは北朝鮮の問題は全て繋がっていると見ています。 ただ、これらが繋がっているというのは、いくつかの前提とトランプの頭の中(ロジック)がわからないと全くよくわからなくなります。 まず、前提としてアメリカ…

Libra(リブラ)の衝撃

Facebookの発行する仮想通貨、Libra(リブラ)がもたらすインパクトは革命的なものになる、おそらくこれまでの世界観が一変するだろう。 なぜ衝撃的かといえば、リブラが信用力の高い通貨であり、様々なところで使える可能性があるからだ。 ビットコインの課…